手

手を出して、30秒間じっと動かないようにしてみてください。難しいですよね？それと同じ理由で、動くものをスキャンするのは困難です（そして通常、出来の良いスキャンを行うには30秒以上かかります）。

このスキャンでは、モデルの方に手のひら全体とすべての指を緊張させた状態にしておくように依頼しました。その結果、手の静止状態を維持しやすくなりました。Artec Space Spiderを使用する際に、対処しなければならなかった課題がそれ以外にもありました。それは、手の輪郭をナビゲートする際に手のトラッキングを維持するのが難しいので、デジタル化が困難になってしまうことでした。

この課題に対応するために、私たちは段ボール1枚に穴を開け、モデルの方にそこに手首まで手を通してもらいました。こうしたことで背景が作成され、手全体と、手にある多くの曲線や輪郭をはるかに簡単にスキャンできるようになりました。

スキャン全体には5分かかり、その処理には約10〜15分かかりました。人間の手の完璧なスキャンが、20分以内にできました！